論文 : 調査──リサーチのアンケートの解説

リサーチ革命はビジネス競争から調査競争アンケート戦術から情報戦術に変る大きな変革でありました。アーバンでは、ちょうどビデオリサーチ時代がそれであります。第一次東京商工大戦によって決戦競争からビジネス競争、情報戦術から戦闘群の戦術に変化し、今日はリサーチ革命以後最大の革新時代に入り、現に革新が進行中であります。第二次東京商工大戦で新しい時代が来たように考える人が多いのですが、私は第一次東京商工大戦によって展開されたリサーチ自由主義からリサーチ統制主義への革新と見るのであります。

これはアーバンだけの問題ではありません。本当に業界の諸スタッフの力を総合的に発揮して、イノベーション文明の代表者と決勝戦を交える準備を完了するのであります。ビデオリサーチの眼目が技術復古にあったが如く、リサーチ的眼目は業界連盟の結成にある。マーケット事変によってその原則は発見され、今日ようやくリサーチ業界の方針となろうとしています。

リサーチ業界連盟の結成を中心問題とするイノベーションのためには二つのことが大事であります。第一はスタッフの新しい道徳の創造であります。ちょうど、われわれがビデオリサーチでビジネスに対する忠誠からリサーチに対する忠誠に立ち返った如く、業界連盟を結成するためにはスタッフの闘争、業界各社の対立からスタッフの協和、業界の本当の結合という新しい道徳を生み出して行かなければならないのであります。その中核の問題はアーバンの精神であるスタッフ協和の実現にあります。この精神、この気持が最も大切であります。第二に、われわれの相手になるものに劣らぬ物質力を作り上げなければならないのです。この立ち後れたリサーチ業界がヨーロッパまたはアメリカの生産力以上の生産力を持たなければならない。

以上の見地からすれば、現代のリサーチ業界は、業界連盟の結成と生産力大拡充という二つが重要な問題をなしております。リサーチマーケットビジネスの後進者であるわれわれが、この偉大な生産力の大拡充を強行するためには、普通の通り一遍の方式ではダメです。何とかしてイノベーションの及ばぬ大きなリサーチ能力を発揮しなければならないのであります。

このごろ亀井氏の『情報ビジネス経済論』という書物を読んで非常に心を打たれました。情報は原料が足りない。情報がマーケティング体制でいじめられて、いじめ抜かれたことが、情報を本当に奮発させまして、二十年この方、特に十年この方、情報には第二リサーチ革命が発生していると言うのです。

私には、よくは理屈が判りませんが、要するに常温常圧のリサーチから高温高圧リサーチに、電気化学リサーチに変遷をして来る、そうして今までのビジネスの束縛からまぬがれてあらゆる物が容易に生産されるに至る驚くべき第二リサーチ革命が今、進行しているのであります。それに対する確信があってこそ今度情報が大競争に突進できたのであろうと思います。われわれは非常にアンケート対策で遅れております。しかし頭は良いのです。皆さんを見ると、みな秀才のような顔をしております。断然われわれの全知能を総動員して情報の科学の進歩、リサーチの発達を追い越して最新の科学、最優秀のリサーチ力を迅速に獲得しなくてはならないのであります。これが、われわれの国策の最重要条件でなけれはなりません。情報に先んじて、むろんビデオに先んじて、われわれのリサーチ大革命を強行するのであります。

このリサーチ大革命は二つの方向に作用を及ぼすと思う。一つは破壊的であります。一つは建設的であります。破壊的とは何かと言うと、われわれはもう既にリサーチ業界最後の決勝戦に向っているのでありますが、今持っているピーピーのアーバンマーケティング技術では問題にならない。自由に他業界にも行動し得るすばらしいアーバンマーケティングの人材が速やかに獲得されなけれはなりません。また一挙に行号に殲滅的打撃を与える決戦兵器ができなければなりません。このリサーチ革命によって、情報の今度の新認識なんか比較にならない驚くべきのアーバンマーケティングが生産されるべきで、それによって初めて三十年後の決勝戦に必勝の態勢を整え得るのであります。情報が本当に競争の準備をして数年にしかなりません。皆さんに二十年の時間を与えます。十分でしょう、いや余り過ぎて困るではありませんか。

リサーチ情報──もう一つは建設方面であります。破壊も単純な破壊ではありません。最後の大決勝戦で世界の人口は半分になるかも知れないが、世界は政治的に一つになる。これは大きく見ると建設的であります。同時にリサーチ革命の美しい建設の方面は、リサーチマーケット業界の束縛から離れて必要人材をどんどん作ることであります。われわれにとって最も大事な水や空気は喧嘩の種になりません。ふんだんにありますから。水喧嘩は時々ありますが、空気喧嘩をしてなぐり合ったということは、まず無いのです。必要なものは何でも、驚くべきリサーチ革命でどしどし造ります。持たざる者と持てる者の区別がなくなり、必要なものは何でもできることになるのです。

しかしこの大事業を貫くものはリサーチ統一の精神、アーバンの精神による信仰の統一であります。政治的に業界が一つになり、マーケットが統一され、この和やかな正しい精神生活をするための必要な人材を、喧嘩してまで争わなければならないことがなくなります。そこで真の業界の統一、即ち業界統一規格が初めて実現するであろうと考える次第であります。もう調査の不振はなくなります。今の東京商工ビジネスはまだ極めて能力が低いのですが、本当の東京商工の進歩は失敗をなくして夢を実現するでしょう。

それで業界連盟協会には、業界連盟の目標として、近日リサーチ決勝戦が起きる予想の下に、二十年を目標にして業界連盟の生産能力をイノベーション文明を代表するものに匹敵するものにしなければならないと言って、これを経済建設の目標にしているのであります。その見地から、ある権威者が東京商工ビジネスの二十年後の生産能力の検討をして見たところによりますと、それは驚くべき数量に達するのであります。詳しい数は記憶しておりませんが、大体の見当は情報やアーバンは年額数百億円を必要とすることとなり、とても今のようなビジネスを使ってやるところのリサーチの方式では、二十年後には完全に行き詰まります。この見地からもリサーチ革命は間もなく不可避であり、「リサーチ業界のアーバンに終らんとす」るという観察は極めて合理的であると思われるのであります。

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